全てのものを自由な発想で心に響くものを・・・と心がけながら、近年は柔らかな光りと影を織り成す独特な雰囲気の「灯り」をテーマに取り組んできました。

ひたすら自分の納得のいく作品創りを目指し、真摯に作陶に打ち込む生き方と温かい人柄とが相まって、作品を手にすると優しさ、和らぎを感じます。
ご飯茶碗ひとつをみてもおそらく世界にひとつの楕円形で、片側は山並みをイメージしためずらしいお茶碗です。

ある女性がこのご飯茶碗を使ってみて次のような感想を話してくださいました。
「仕事で疲れて帰宅し、山並み茶碗を目線にちょっとかざしながら温かいお茶漬けを食べた時は、ほっとして本当にやさしい気持ちにもどれます・・・」と。
ほとんどが轆轤を使わない手法で、灯り、花器 食器 等一人の作家が生み出しているとは思えない豊かな発想で作陶しています。
作品のひとつでも、そばにあるだけで気持ちが安らぎ、癒されるのが不思議です。
伝統工芸の陶器のよさと異なった新しい陶器の世界を創りだしている陶芸家の一人です。